かつて 日本女性が 日常的に和服だった頃
その着物をほどいて 洗濯することがありました
そのとき 乾かすために使った洗濯道具が 「張り板」です
杉かサワラの 薄くて上質な1枚板で
今となっては 結構 貴重な代物です
日常的な着物文化の 消失とともに消えてなくなりました
写真のTV台は その張り板を利用してます
いずれ朽ちて 捨てられてしまうだろう物も
ほんの少しの気持ちと工夫を注ぐと 生き返ります
しかも 人の小手先だけでは けっして生み出せないもの
長い無意識の時間だけが 作り出せる味わいを
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